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サイトを移転しました。

SDMAのサイトを移転しました。
http://www.sdma11.org
今後はアチラを御覧ください。

SIPSモデルを体現する復興支援ファンドが拓く、新しい支援のカタチ

さとうです。
タイトルは意識的な釣りです。

昨日は「ファイブブリッジ」で行われた、 復興支援ファンドの説明会に参加してきました。
岡島さんやしょうくんなどもいらしてましたね。

説明会の内容を聞く限り、とてもすばらしい取り組みで、
河北新報の一面にのるのも当然だと思いました。

もっと多くの人に伝える必要がある。

自分だけではないと思うが、
津波で甚大な被害をうけた地域や、比較的被害の少なかった仙台市内の地域、
原発の見えない恐怖に悩まされている福島の方などと比べると
首都圏および西日本の方とは温度差を感じているはず。

前にNHKでサンデル教授がグローバルな共感が生まれやすくなっているといっていたはずだが、
ディスプレイごしに見るそれは『リアル』ではない。どこまでいっても他人ごとなのだ。

ソーシャルメディアはこの温度感や我々の感情までもきちんと伝えることができるだろうか?
さとう個人としては、
自分自身に起こったハッピーサプライズやつながりといった人の可能性を信じたい。

記者発表にきた6社や地方紙だけでは、まだ世の中ゴトにはできない。

すでにほぼ日読者が糸井さんにコンタクトして、
糸井さんがこのファンドのことをツイートしていた。

前置きが長くなったがファンドの仕組みを説明します。
(下記はさとうの個人ブログからの転載です。)

復興支援ファンドとは?
岩手・宮城沿岸連携 被災6社、復興ファンド 4/22 河北新報一面にも掲載

震災復興に特化したマイクロファンド(小口出資)サービスである。
(ファンドというよりは、リターンをそこまで重視しないので、 ソーシャルパトロンプラットフォームの方が近い気がする。)

仕組みとしては、事業者は目標金額を設定。プレゼンをサイト上で公開。
ユーザー(投資家)はプレゼンをみて、事業者の想いに共感できたら出資、
一口1万円〜。半分は出資金、半分は寄付金扱いとなる。
実際はファンド運営社(ミュージックセキュリティーズ以下:MS)への
手数料500円と振込手数料が発生。

ファンド自体は事業者側にもち、MS社が資金の集約や移動などの運営を代行。
委託料や運営料は発生せず、MS社へのインは出資者からの手数料500円のみ。

通常のソーシャルパトロンプラットフォームであれば、
ユーザー(投資家)が得られるのは モノやサービスのリターンのみだが、
この復興支援ファンドは通常のファンド同様、
事業者の売上に応じたリターンも得ることができる。
出資金については、目標金額の達成如何によらず事業者へ渡る。
募集期間は現状半年間とのこと。

事業者は出資金は返却義務があるが、寄付金は返却する必要はない。
事業者はMS社を通じて売上や進捗を定期的に出資者に報告する。

このスキームを聞いて思ったことは、素晴らしい取り組みの一言。
被災者の想いに共感して、自分が応援したいところにきちんと支援のキモチとお金が行く仕組み。
ただのパトロンではなく、売上に応じてリターンも発生。(モチロン元本割れのリスクもあるが。
自分は使途のわからない寄付よりも、断然コチラを選ぶ。

なにより多くの人の想いの詰まったお金を受け取った事業者は絶対に努力すると思う。
(頑張らなければ、フルボッコだ。)
ただ、たとえ失敗したとしても、共感がベースにあるので炎上も起こりづらいだろう。
まさにソーシャルメディア時代のサービスだと言える。

自分にとって1万円は決して安いお金ではない。
ただ一人の人間として何か支援したいキモチはある。
だから、記事を書いてそれをシェアすることで支援する。

下記は、クーリエ・ジャポンのマルコム・グラッドウェルの記事から派生した記事だ。

社会運動の本質は強力なヒエラルキと指導者が存在する上での組織的な活動であり、筆者はこの従来型の社会的活動を「強い絆」、SNSやTwitterを媒介とした力を「弱い絆」と述べている。そして、弱い絆から実際にハイリスクな社会ん運動が生まれるということはほとんどない、というのが筆者の主張だ。しかし、おもしろいのはここからで、「弱い絆」には「弱い絆」に非常に適した形の活用方法が多数存在する。例えば、骨髄移植の適格者が現れなかった場合、「○○を助けろ」というキャンペーンを行ったところ、2万5千人もの骨髄バンクへの新規登録者が現れ、実際に患者が助かった例が挙げられている。つまりフェイスブックやTwiterのような「弱い絆」は「多大なる犠牲を払う可能性のある運動」に参加するモチベーションとしては弱いが、多数の少しだけの善意を結びつけて何かを成し遂げるプラットフォームとしては非常に適している。 このことから、筆者は従来の社会運動とオンライン型の社会運動を明確に分けて考え、オンライン型の社会運動で変えることができるものもあるが、強力な社会的権威に立ち向かう場合は、より「強い絆」を意識する必要がある、という結論を述べている。 via 本当に「”つぶやき”では革命は起こせない」のか?

つぶやきで社会の仕組みを変えたり、
政権交代のような革命は起こせないかもしれないけど、
多くの人の善意を集めることはできる。

「つながりこそが、僕らの武器」−サマーウォーズ

被災者や支援者の想いに共感して、
その中身を確認にきて、ゆるく参加をして、共有と拡散をしている。
(これはさとなおさんが提唱したSIPSモデルだ!)

自分自身、ソーシャルメディアの限界を知っているし、
TLやニュースフィードで流れている情報は自分ゴトにしかすぎない。
世の中ごとにするためには、もっと多くの共感を得る必要がある。
24日に記者会見に6社しかきてないのはとても残念だ。

自分はこの復興支援ファンドの行く末に非常に期待している。

MS社の方はファンドのイメージを変えたいと言っていた。
利回りのリターンではなく、共感で投資する。

竹井さんは被災者を救うのはカネじゃない、人だと言っていた。
県庁の山田さんは、自治体に期待しても仕方ないので個人として
できることをしたいと言っていた。

いまは、立場とか関係ない。その通りだと思う。

やっぱり、このコピーが思い出される。
「人を救えるのは、人しかいない」-AC

一人の人間として、いまできること、やっていこう。

八木山動物公園再開園を勝手に応援します。

さとうです。
震災以降、SDMAの活動をお休みしていましたがそろそろ動き出そうと思います。

そんな矢先に、4月23日より八木山動物公園が再開園されるとのお知らせが。
勝手に応援企画をやりませんか?

ざっくりと画を描きました。
(スマフォ(iPhone)ユーザー前提で進めてます。)

◯Colorで三々五々撮影。→勝手に写真リストできあがる。
一時的なソーシャルグラフもできて楽しいはず。
http://jp.techcrunch.com/archives/20110407a-colorful-weekend/

◯撮った写真はinstagramでハッシュタグ #yagiyaZooに投稿
→webstagramとかで見れる。
ハッシュタグさえつけてくれれば、Twitpicとかでも可。
Tumblrでリブログしてまとめ。Tumblrはフォトストリームを想定しています。

印刷して販売。2ドルくらい?収益は寄付。仙台市に?
http://jp.techcrunch.com/archives/20110412postagram/
instagramに投稿した写真は規約上、大分権利放棄になるっぽい。

ガラケーの方はGmailにもらえば代理投稿みたいな。
で、コミュニケーションの受け皿としてFacebookページを用意。

各種アカウント取得しました。yagiyamazooで。Twitter/Tumblr/Gmail
アカウントは仙台市から要請があればそのまま譲渡します。

さとうは、23日はいけないのですが、24日に行こうと思っています。
それでは。

SDMAよりお知らせ

さとうです。
この度の地震で被災された皆様、そのご家族・関係者の皆様には心からお見舞い申し上げます。
いろいろ大変ですが、協力して頑張っていきましょう。

SDMAの活動はしばらくお休みします。
メンバー各位はそれぞれのフィールドで、一刻も早い復興に向けてご尽力ください。
有益な情報があればFacebookページにシェアしていきますので、
お時間ある時に覗いてみてください。

個人的には被災からの6日間、隣近所のリアルソーシャルはもちろん、
TwitterやFacebook、mixiといった
各種ソーシャルメディアからの情報にかなり助けられました。
携帯は通じないし、マスメディアの報道がちょっと被災地向けではないので、
気が滅入ったりと、かなり心の支えでした。
真面目なニュースや続々と可視化される寄付や支援の動き、
有益な情報まとめ、そしてちょっとの不謹慎。
TwitterのTLにはふつうの日常が溢れていて、非日常をすごす私にはとてもいい刺激でした。

有事の際に、Twitter。
仙台出身のカネヅカさんの記事。
http://creativeid.blog119.fc2.com/blog-entry-61.html
http://twitter.com/#!/sasakitoshinao/status/47519343243837440

我々もソーシャルメディアを活用して、有益な情報やハッピーを届けたりして、
少しでも地域に貢献できればと思っております。

SDMA Vol.5開催報告

さとうです。

SDMA Vol.5の開催報告です。

株式会社デュナミスの渡辺一馬さん(@1uma)を講師にお迎えして
ソーシャルビジネスとコミュニティビジネスの講義をしていただきました。

よくわからない方のために、

 地域社会においては、環境保護、高齢者・障がい者の介護・福祉から、子育て支援、まちづくり、観光等に至るまで、多種多様な社会課題が顕在化しつつあります。このような地域社会の課題解決に向けて、住民、NPO、企業など、様々な主体が協力しながらビジネスの手法を活用して取り組むのが、ソーシャルビジネス(SB)/コミュニティビジネス(CB)です。

経済産業省より引用

社会起業家として活躍する渡辺さんより
デュナミスの活動、
ファイブブリッジハーベストのNPOの活動を交えてお話いただきました。

NPOの抱える人的リソースや経営の問題、
社会的問題の解決が世間では貧困ビジネスというか悪とみなされることもあるなど、ソーシャルビジネスにおける様々な問題点を知ることができ、
非常に学びの多い2.5hでした。

個人的には、
どんな企業活動も社会課題の解決にあたるのだから、
ソーシャルビジネスにあたるよねってコトバがとても印象的でした。
自分がいま携わっているシゴトをきちんとこなすことが、
まずは社会のためになるよねと。

コミュニティファシリテーターとして
SDMAの活動にもアドバイスをいただき
今後の参考になりました。
私もまわりの大人に支えてもらうばかりでなく、もっと精進します。

渡辺さん、お忙しい中本当にありがとうございました!

文中のまとめ等、間違っていたらご指摘ください。

コメントはFacebookページにお願い致します。

SDMA Vol.5開催のお知らせ

さとうです。
FacebookとTwitterで先行アナウンスしておりましたが、
SDMA Vol.5を開催します。

日時
3/2 19時〜
会場調整中

[2/28追記]
AER8Fで開催します。

前半 
ソーシャルビジネス、コミュニティビジネスとは何か?

講師
株式会社デュナミス 渡辺一馬さん(@1uma)

後半
ワークショップ
八木山動物園&青葉祭りの課題解決

地域が抱えている社会課題に
マーケティングはどう貢献できるか、
考えてみようと思います。

参加登録はコチラから
Facebook
http://on.fb.me/g38tOy
atnd
http://atnd.org/events/13220

宜しくお願い致します。

SDMA 3月の開催予定

3月の開催予定を連絡致します。
次回は3/2の開催となります。
その次は3/16を予定しています。
(3/30はお休みします)

3月の内容としては、
SEOの講義(ソルブレインさん)と
ソーシャルビジネス関連の講義(デュナミス渡辺一馬さん)を予定しています。
調整が難しければ、さとうがソーシャルメディア関連の講義をします。

ワークショップは進行中の八木山動物園と青葉祭りを継続します。
新規のワークショップテーマとしては、
道の駅関連のツーリズム系、ほやエキスポなどを予定しています。

Facebook上では、ゴリラの話をキッカケに
SDMAの方向性の議論が進んでいます。

また伊藤さんと川名さんさんが先日八木山を訪れて、
仙台市の担当者の方からヒアリングをしていますので、
こちらも合わせてご一読ください。

八木山動物公園関連トピック

以上、宜しくお願い致します。

SDMA Vol.4開催報告

本日は、座学を省略してワークショップを2本行いました。
参加者は15名程度でした。

八木山動物園と青葉まつりの担当者さんに、それぞれお越しいただき
現状抱えている課題をヒアリングさせていただきました。

マーケティングは顧客からはじまる。
我々にどんなことをして欲しいのか?

もしドラの締めにこんなやりとりがあった記憶が。
ヒアリングから始めるのは大事です。
(懇親会から帰宅して、ちょっといい気分で書いております。)

2つの課題のヒアリング事項に関しては、詳細をまとめしだい
公開可否を確認した上でこちらに掲載予定です。

課題を聞くことで、
ターゲットや何をしなくてはいけないかが明確になった2時間でした。
参加者の様々な視点が組み合わさることで、
いいアイデアが出たり出なかったり、
個人として得るものがあったのではないでしょうか。

前回(Vol.2)のワークショップは、
コレやったらオモシロイよねのブレストだったので、
いざ担当者と話してみると、先方の求めているものと違ったり、
ターゲットが定まってなかったり、
様々な制約などで実践できるものではないなと感じました。

次回はVol.3で学んだフレームワークや今回のヒアリングにより
考えを整理しやすくなったと思うので、
もっと突っ込んだ議論が展開できるといいですね。

動物園も青葉まつりのどちらの課題も、
この地域に住む人にとっては他人事ではないはずです。

もっと社会をよくしたい方、
オモシロイことを一緒に考えてくれる方、
なにかヒントが欲しい方、
いろんな話を聞いて勉強したい方、
課題や問題を解決したい方、
SDMAではそんな方々をお待ちしています。

地域にイノベーションをとまでは、言いませんが
自分が属するコミュニティをチョットよくしたい!
SDMAはそんな人達の集まりです。

コメントはFacebookページにお願いします。

SDMA Vol.4開催のお知らせ

さとうです。

SDMA Vol.4 開催のお知らせです。

2月16日(水) 19時〜
場所は調整中です。
※会場によっては、若干の会場費を頂戴するかもしれません

—–
2/14追記
会場はAER8Fになりました。
懇親会をかねて、軽く飲みながらゆるーくやろうと思ったのですが、
候補先の会場が埋まってました。

八木山のご担当者様も、参加いただけそうです。
(最終調整中)
—-

内容については、下記のとおりです。

・運営会議
・ワークショップ ソーシャルメディアを使って
「青葉まつり」「八木山動物公園」をどうPRするか

前回、ワークショップを実施しなかったので
長い時間をとって、ブレストを企画に仕上げていきます。

参加登録はコチラから
http://atnd.org/events/12861
※Facebookで参加表明いただいている方は結構です。

みなさまの参加をお待ちしております。

自治体の方、NPOの方、事業主の方へ
SDMAでは、マーケティングに関する課題を
微力ながらお手伝いさせていただいております。

SDMA Vol.3開催報告

さとうです。

SDMA Vol.3を開催致しました。
参加者は前回の半分くらいですかね。

本日のテーマはソーシャルメディアの基礎の続き。

電通さんよりSIPSモデルが発表されたので
マーケティングの歴史と変化を振り返りました。
3C、STP、4Pからインターネットの登場、
そしてソーシャルメディア時代とはどういったものなのか。

共感による情報伝搬をグラフ理論で考えたり、
生活者のつながりの単位が変わってきていることを学びました。

まあ、これほぼスケダチ高広さんの受け売りです。
(去年講義受けてきたw)
アドタイの連載がすごい参考になると思います。

なお、本日の講義資料は公開しません。
ファンページ
に参考文献をシェアしているのでそちらを参考に、各自で考えてみてください。

SIPSモデルについては、
ループス斉藤さんとさとなおさんの対談がUSTREAMで中継されたので
そちらのアーカイブも参考になると思います。
こちらもファンページにシェアしたので、見ていない方はご覧になってみては?

本日は講義の後の、フリーディスカッションが盛り上がったので
ワークショップは次回に延期しました。
青葉まつりや八木山動物園の関係者の方、
もし当ブログをご覧になっていたらスミマセン。。
頑張って資料まとめます。。。

最後に、ブログで革命は起こらないし、Twitterで革命も起こらないし、
Facebookで革命も起こりません。
変化を起こすのは『人』です。
ソーシャルメディアは『ツール』でしかありません。

で、もっと多くの方にSDMAの活動をお伝えしたいので、
USTREAMでの中継を考えています。
時間的に参加できない方もいると思うし、東北人はシャイですから。

それにあたり正式に運営スタッフや会則を決めていきたいので、
みなさんのご意見、ご協力をお待ちしています。

宜しくお願い致します。